陶芸ノート - Fall 2002

今回は初めて電動ろくろのクラスをとってみました。簡単そうに見えるのに、自分でやるのはけっこう難しかった!ぐるぐる回るろくろの上で、粘土をまん中にキープするのがこれほど難しいとは。作りたいものを作るというよりは、なんでも形になってくれればありがたいという2ヵ月半でした。


Photo Clay Decoration/Glaze Firing Comment
Black Mountain Ohata Reduction 番外編(よ)の作品:近所の陶芸教室で、中国のティーポット作家の無料デモを見ました。(よ)が家でどうしても真似してみたくなって出来たのがこれ。すべて手作業(ろくろではなく)で出来ています。本物はつるつるの粘土で釉薬なしなのですが、Black Mountainは荒めの土なので、Ohataを掛けて雰囲気を出しました。悔しいことに結構良く出来ている。水切れも悪くないです。しかしあまりにも小さいので醤油指しにしかならない。
8-11 Red Maria's White/Tenmoku Reduction 初めてのcylinder(円筒)は、小さくって背が低くって、その上傾いている。さらに、どうしても上のほうが開いていってしまう。
8-11 Red Sierra Stone Green Reduction 少しまっすぐ上に伸ばせるようになったけれど、まだ背が低い。取っ手のつけ方を習ったので、面白がってカップの左右両方につけてみた。でも穴が小さくって指一本ぎりぎりサイズ。
8-11 Red Tenmoku/Maria's White Reduction まだ背は低いけど、だいぶまっすぐになって、円筒と呼べる形に近づいてきました。口の部分は反り返して丸くしてみました。黒っぽいTenmokuに人魂のようにぼんやりうかぶ白い釉薬が、意外とお気に入り。
8-11 Red Maria's White/Bird Blue/Kring Copper Red Red 焼き上がりで高さ6インチ(約15センチ)の円筒形という課題が出たので、土の量を多くし、背を高くするのに挑戦し始めました。粘土の状態では7インチくらいにしておかないと、焼いたときにちぢんでしまうのですが、どうも5インチあたりに壁があって、どうしてもそれより高くできないのです。とりあえず、できる限り高くしたものを1つ残すことに。釉薬は垂れて縞々になるのを期待していたのですが、量が不十分だったらしく、中途半端に流れただけ。
B-mix/Black Slip Shin's Shino Oxidation 成型は先生がデモしてくれたもの。トリミング(削り)以降だけ自分でしました。模様を彫って、黒いslipを塗った後、余分を削り落としたもの。表面に細かいひびわれ模様(貫入)が入ってきれいです。
8-11 Red Maria's White(2 coats) Reduction 初マグカップ。釉薬を掛けた後”バッテン”を爪で掻き落としました。下のほうが少し分厚いけれど、大きさも手ごろでそれほど悪くない出来。
8-11 Red Ann's Matt Blue/Runny Rutile Reduction 水差し。想像以上に重い。空なのに水がいっぱい入っているような重さです。残念ながらボツですな。
B-mix 奥:Eucetace White
手前:内側Kring Copper Red 外側Maria's White
オーナメント:Black stain/Clear
奥:Reduction
手前、オーナメント:Oxidation
週末に家で手で作ったものの、大失敗に終わったボツ作品たち。長いお皿は、型からはずすのが早すぎて、乾燥中に変形してしまいました。オーナメントは、スタンプで押した模様を黒stainで出すはずが、思ったほどはっきりでなくてがっかり。slipを使ったほうが良かったのでしょう。
B-mix 奥:Bird Blue/Oribe
手前:Bird Blue(左右から1回ずつ掛け分け)
奥:Oxidation
手前:Reduction
ボウルの作り方を習いました。ろくろで普通のボウルをつくったあと、口のところを花の形に曲げました。ボウルはシリンダーより意外と簡単。けっこうきれいに出来ました。特に手前は大きさ・深さのバランスも悪くなく、釉薬が2重になった部分が特にきれいな青になってお気に入りです。
B-mix Cobalt Carbonate stain/Rutile Stain/Shino Oxidation 課題の高さ15センチをやっとクリアしたのに、釉薬がけの最中に落として割ってしまいました。残念。
Black Mountain/White slip Bird Blue Reduction 白いSlipを塗った後、削って模様をつけてみました。どうもデザインがいまいち気に入らないが、いちおうボウルにはなっているので許容。
Black Mountain/White slip Maria's White Reduction 底の高台を、削り出すのではなく新しい粘土で付け足して作る課題。外の装飾は、削ったところに白いslipを入れました。線が太すぎ。
Black Mountain Maria's White/SVB Gold Reduction これも付け足し方式の脚付きです。だんだん大きいボウルができるようになってきました。釉薬は、白を掛けた後、SVB Goldを、レースのカーテン生地のをステンシルのように使って重ねてみました。レースの模様が出てくれるかと思ったのですが、大失敗。
Sandstone Buff/White Slip Kring Copper Red/Oribe Oxidation 内側だけ白いslipを塗ってみましたが…うーん。
Sandstone Buff/White Slip Red Iron Oxide stain/Shino/Oribe Oxidation Oribeの色の出方もイマイチ。Shinoの色もイマイチ。Shinoの下に書いたRIOの模様もあまりはっきり出ず。形はけっこう使いやすいんですが。
Black Mountain Tenmoku/Maria's White Oxidation ちょっと大き目の片口型のボウルを作ってみました。成型から釉薬まで、なんとか無難にまとまった数少ない作品の1つ。Tenmokuの上から掛けた白い釉薬に、ひび割れ模様が出たのがけっこういい感じです。
Black Mountain/White slip Kring Copper Red Oxidation ちょっと厚めで、小さな高台につるんとしたボウル、形はけっこう気に入ってます。厚めに掛けた釉薬が、ところどころしずくのように固まって垂れているのも良いです。でもslipを使った装飾がイマイチ。
Sandstone Buff Red Iron Oxide stain/Shino Oxidation すり鉢に挑戦。溝のつけ方がちょっと雑で見栄えは悪いけれど、ちゃんとごまは擦れます。釉薬の下に描いた模様はほとんど出ませんでした。
Sandstone Buff/Walnut slip/Skyblue slip/White slip Red Iron Oxide stain/Clear Oxidation つるんとした形のボウル第2段。これも装飾が気に入らないです。絵心のなさがこういうところに響きます。ツライ。
8-11 Red Red Iron Oxide stain/Shino Oxidation 蓋付きの入れ物の課題。初めての割にはぴったり蓋もはまって、まあまあの出来なのですが、本体の底、蓋の内側ともに細かいひびが入ってしまいました。ろくろで作ったときに締めが足りなかったのでしょう。釉薬の下に描いた模様はやっぱりあまり出ていません。もっと濃いstainで描くか、釉薬の上に描くかでしょう。
Sandstone Buff Kring Copper Red Oxidation Slabから作った板皿、2枚作ったのに1枚は乾燥後に割ってしまいました。
B-mix/Walnut slip Rutile and Red Iron Oxide stain(つまみ部分)/Sierra Green(内側)/Kring Copper Red(外側) Oxidation 蓋付きの入れ物で、本体に2次元の装飾を施し、ふたのつまみとして関連するものを3次元で作りなさい、という課題。本体に樫の葉っぱの絵を彫り、つまみのどんぐりは1つずつろくろで作りました。時間はかかったけど、作っていて楽しかった作品。他の生徒の皆さんにも好評でした。
Black Mountain/B-mix なし Oxidation Hannaのおもちゃのボールを型にして作った豆皿。手で延ばしたslabで、厚みがバラバラになってしまったのが残念。
B-mix Maria's White(内側)/Shino(外側) Reduction (よ)に言わせれば弥生時代の土器のようなプリミティブな形?気分は”キャセロール”だったんだけど…。直火にはかけられませんが、電子レンジで残り物のおかずをチンするのに最適な入れ物です。
Recycle clay(いろいろまぜまぜ) Eucetace White/Red Iron Oxide stain Reduction 大き目のお茶碗。釉薬をかけた後所々ふき取って、RIO stainで模様を描きました。釉薬の上に描いたものがなぜかほとんど消えてしまったため、ただの点々だけになってしまいました。
B-mix Bird Blue(2 coats) Reduction ちょっと違う形も作ってみようかなと思いまして…。Bird Blueを厚く掛けすぎたのか、つやのない仕上がりになってしまいました。あと、トリミングの時に勇気が足りず、下のほうが分厚くて重いです。
Recycle clay Bird Blue(内側)/Matt Black(外側) Reduction ちょっと大きめサイズのマグカップ(アメリカの基準で言えば普通サイズ)。内側の青と、外の黒の対比が気に入っています。
Recycle clay Eucetace White/Oribe Oxidation セット物に挑戦してみようと、粘土もはかり、1つずつ形作るたびに大きさも測ったはずだったのに、けっこう形も大きさもバラバラ。それも、取っ手をつける段階になって面倒になり、細すぎてしまった取っ手も付け直さなかったというお粗末ぶり。色は、下半分が白、上が緑、になるはずだったのに、なぜか2色は混ざり、白でも緑でもない色に出来上がりました。Oribeが部分的に赤くなっているところを見ると、酸化の窯の中でも還元気味に焼けたようです。
Sandstone Buff Maria's White/Bird Blue Reduction 今回作った中で一番大きいボウル。形も変形せずにちゃんと丸く焼きあがりました。
B-mix/Pink slip Shin's Shino Oxidation 今回最悪の失敗作。Hannaのためにボウルを作ってあげたかったんだけど、釉薬が厚くかかりすぎて、とかげの皮膚のようなひび割れになってしまいました。物置行き。
Recycle clay Shin's Shino/Red Iron Oxide stain Oxidation 最後に、ティーポットの作り方を習いました。注ぎ口が全体に太すぎかなと思います。釉薬の感じは好きですが。穴も詰まらず、ちゃんとお茶も出るのですが、水切れ最悪、信じられないくらい、壁を伝ってお茶がこぼれまくり、実用に耐えず。
Update:手作りの取っ手にしてみたものはコチラ
Black Mountain Maria's White(内側) Oxidation 取っ手は蔓で編もうと思っています。まだ取っ手がないためきちんと試していませんが、上のティーポットよりは水切れは良さそうです。まあるい形、小さな注ぎ口がお気に入り。