陶芸ノート - Winter 2003

ろくろ初級のクラス2回目。今回は、シリンダー、ボウル、皿それぞれ、同じ形をいくつか作って練習するよう心がけてみました。また、セットものの製作に挑戦したり、絵の具等を使った装飾も試してみたり、すこしずつ守備範囲を広げるチャレンジをしています。
それにしても、週2.5日、家事もそっちのけでスタジオに入り浸って作った作った。後半はかなりお疲れ気味でした。次回はもっと楽に行こう…。
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Photo/DimentionClayDecoration/GlazeFiringComment

直径7.5cm×高さ10.5cm
Recycle Clay Eucetace white Reduction 課題の1つ、まっすぐなシリンダーということで、シンプルな花瓶(背が低いのでどちらかというと鉛筆立て?)を作りました。鉄のポチポチがたくさん出ていい感じ。

長皿:12cm×24cm
箸置き:直径5cm
Black Mountain 長皿:Eucetace white/Oribe
箸置き:Sierra Green
長皿:Oxidation 箸置き:Reduction slabで作る板皿、はじめて曲がらずに焼きあがってきました。ただし今までと何が違うのかわからないので再現性はなし。釉薬も織部の一本線が潔く決まって気に入っています。箸置きは粘土のかたまりに貝殻を押し付けただけ。7個作りました。

25cm×25cm
Black Mountain Eucetace white/Oribe Oxidation slabで作った、正方形の大皿。こちらは織部の線が少しよれよれしてしまった。でもけっこう気に入っています。

湯のみ(手前):直径7.5cm×高さ8cm
湯のみ(奥):直径7.5cm×高さ7.5cm
ミルクピッチャー:径8.5cm×10cm×高さ7.5cm
Tuff Buff/White slip Cobalt Carbonate stain/Clear Reduction 湯飲みとミルクピッチャー、べつに緑茶にミルクを入れるわけではありませんが。アートセールで購入したKathy Hendigさんのカフェオレカップ&ソーサーにヒントを得て、Cobaltでいたずら書きをしてみました。勢いがなくて単調な絵になってしまった。絵心のなさが響きます。土がグレーのTuff Buffなので白いslipをかけてあります。

直径9cm×高さ8cm(小さいもの)
直径10.5cm×高さ8.5cm(大きいもの)
Black Mountain Runny Rutile Reduction そば猪口のつもりで作ったのに、出来上がってみたらすし屋サイズの湯のみ?になってしまった。全部で8個作ったものの、おおきさはばらばら。一番大きいものは私の小さな手では片手で持つのはきついほどです。そば猪口に粘土1パウンドは多すぎた。ミニ植木鉢としてならいけるかも。

片口:径8cm×10cm×高さ9.5cm
猪口:直径6cm ̄7.5cm×高さ4cm
Tuff Buff Eucetace white/Oribe Oxidation 冷酒用にと作った片口とお猪口。片口は片側にえくぼをつくったのがいい感じだが、底が厚くずっしりと重い。お猪口はすこしづず広がり具合などの違うものを4つ作ったものの、乾燥中に2つ、ぶつけて変形させてしまった。これも「わびさび」?

片口:径13.5cm×9cm×高さ9cm
ボウル:直径14cm ̄15.5cm×高さ5cm
Tuff Buff Wood's Celedon(片口はClear)/Oribe/Tenmoku Oxidation ボウルをセットで4つ作るという課題。念のため7個作ってみました。粘土をきちんと量っても、毎回厚みがちがうのでなかなか大きさがそろわない。そのうえ、これも乾燥中に曲げてしまったので、ひとつとしてまん丸のものがない!なぜ乾燥中に曲げてしまうのか…ビニールをかぶせるときに手で突っついてしまったりビニールが引っかかってしまったり。棚の上に置いたときに板よりはみ出していて、隣に置かれた別の作品とぶつかってしまったり。ちょっとしたいいかげんさが作品の完成度に大きく響く。さらに、スープ用に使ってみるとボウルの底の渦巻きにスプーンが引っかかって使いにくいこと。サラダ専用になりました。

直径20cm×高さ5cm
Black Mountain Maria's White/Wood's Celedon Reduction 底なしのシリンダーをろくろで作り変形させた後、slabで底を作ってくっつけるという方法を習いました。犬の食器にすると言ったらクラスメートからはもったいないの大合唱。でも他に使い道もなさそうだし…。適度な重みでHannaがご飯を食べても滑らないところがポイント!

径24.5cm×17.5cm×高さ6cm
Tuff Buff Red Iron Oxide stain/Shino/内側のみShinoでrefire(Oxidation) Reduction 上と同じ方法で楕円のオーブンディッシュを作りました。釉薬が薄すぎてオレンジというより茶色。食べ物をいれるにしてはちょっと汚い色?先生は花を生ければ、といいますが、生け花は基本すら知らないのです。

径13.5cm×12cm×高さ11cm
Tuff Buff Sierra Stone Green/Oribe Oxidation 課題のピッチャー第1段。イギリス方式の注ぎ口の作り方を習ったので早速実践してみたものの、口を引っぱり上げたときに薄くなりすぎて、まるで刃のような鋭さ。

径15cm×10cm×高さ12.5cm
Tuff Buff Shino/Tenmoku Oxidation ピッチャー第2段。志野と天目をスプレーで掛け、グラデーションを出してみました。Reductionに入れれば志野の薄いところにオレンジが出てもっとよかったかも、と後悔。

径15cm×11cm×高さ10cm
Tuff Buff Maria's White Reduction ピッチャー第3段。この注ぎ口はただ指を滑らせて変形しただけのいつもの方法で作りました。鉄のポチポチが思った以上に出て、まるで石のような見かけ。ある人には「鳥のよう」と言われました。そういわれてみれば、うずらか何かにも見えるような?

直径16cm×高さ6.5cm
Tuff Buff Shino Oxidation 前学期に続いて作ってみました、輪花中鉢。薄い志野を何層か重ねて掛け、途中でところどころワックスで花びら模様をつけていきました。志野の濃さによっていろんな色の花びらが出る、というのが理想だったのに、Oxidationに入れたため単純に真っ白になってしまいました。がっかり。そもそも成形の段階で片側が下がってしまった失敗作なので、まあいいか。

径22cm×18cm×高さ8cm
B-mix Maria's White Oxidation ガレージセールで50セントでゲットした野球のヘルメットを型に、たたらでつくった足つきボウル。お友達の家で見た食器をみてまねっこしました(アーティストの誇りゼロ)。乾燥中にひびが入ってしまい、ペーパークレイで修復を試みましたが、本焼きしたらもっと大きなひび割れになって出てきた。本焼き用絵の具のテストを兼ねて花を描いてみましたが、水を使いすぎたのか、白い釉薬のせいか、色落ちした洗濯物のようなぼんやりした作品に。

径28cm×19cm×高さ4cm
Tuff Buff/Recycle Clay/Black Mountain Wood's Celedon/Oribe×2 Oxidation 練り込みに挑戦してみた結果できた大皿。今期最悪の何じゃコリャ作品。あまり多くは語るまい。

30.5cm×19cm
Tuff Buff/White slip Clear(薄くかけた後ブラシとスポンジで落とした) Reduction ろくろが混んでいたのでたたらで作った刷毛目大皿。ま、なんちゅうか、地がTuff Buffなんで刷毛目との対比が少ない。こういう適当っぽい模様って実はとっても難しい。

皿:11.5cm×6.5cm×高さ2.5cm
B-mix/Black Mountain Eucetace White Oxidation 練り込みに再度挑戦。ストライプの粘土を組み合わせるときにドベも何も使わなかったので、隙間だらけになってしまいました。模様はけっこうかわいいのだけれど。実は、釉薬のかかっていない裏側の方が色がきれい。後ろのほうに写っているのは、あまりで作ったボタンやキーホルダー?などで、これは無釉でReductionです。練り込みはあまりにも手間がかかるので、もう二度としないかも…。

直径11cm×高さ11.5cm
Tuff Buff Shin's Shino Reduction 課題の蓋もの。蓋を気持ちよくトリミングしていたら削りすぎて、ぺらぺらになってます。本体にもつまみに似たそら豆の形の取っ手をつけたのですが、素焼き後に外れてしまいました。焼きあがった後に接着剤でつけようと思い窯に入れてもらったはずなのですが、紛失。

直径15.5cm
Tuff Buff Black undergraze pencil/本焼き絵の具/Clear Oxidation 初めて作った小皿。鉛筆と絵の具を試してみました。Tuff Buffなので色に鮮やかさはないものの、出にくい赤もそこそこ出たのでまあOK。「星の王子様」の大好きな一節『大切なものは目に見えない』というのを書いてみました。ただしフランス語ではなく英語。

16cm×17cm
B-mix Sierra Stone Green Oxidation たたらで作った葉皿。釉薬の色も平坦でおもしろくないし、焼いたら丸みもなくなってぺちゃんこになってしまったし、1枚はパッキリとひび割れているし、今期の失敗作ナンバー2かな。

直径20.5cm×高さ7cm
Tuff Buff Shino Oxidation 今回自分の中でテーマの1つにしていた兜鉢。ふちの幅、傾き具合などなかなかバランスよく作るのは難しかったです。ちょっと縁を倒しすぎでしょうか。釉薬の感じもあまり気に入りません。もう1つ似たようなのを作ったのですが、ホームレスの人に食事を供給する、Empty Bowlという非営利プロジェクトに寄付しました。

直径21cm×高さ5.5cm
MAC 本焼き絵の具/Clear Oxidation 家のろくろで作った物です。これも縁を倒しすぎなのか、なんとなく土星をイメージするような形。本焼き絵の具を試す意味も含めて赤絵の気分で描いてみました。お友達からは昭和初期の雰囲気とコメントをいただきましたが、絵のレベルは弥生時代以前です…。は〜。

直径12cm×高さ6.5cm
MAC 本焼き絵の具/Clear Oxidation うちのろくろで作ったもの。ろくろからはずすときに変形させてしまったので、急きょ輪花の鉢になりました。小鉢というには大きく、中鉢というには小さい。これも絵を描いてみたんですが…もう何も言うまい。でもこの赤い絵の具は朱色っぽくきれいに出ます。可能性は、ある。

直径16cm×高さ5cm
Black Mountain Shin's Shino/Ohata Oxidation もう1つテーマにしていた形が、片口。すり鉢風のくし目をいれてみました。全体に薄すぎて頼りない感じなのと、形のバランスが変なのと、内側にブラシで塗った釉薬が汚らしいのと、とにかく成形から本焼きまでなにひとつ成功していない失敗作。

径12.5cm×14.5cm×高さ5.5cm
Black Mountain Shin's Matt Black/Kring Copper Red Reduction 注ぎ口をくっつけたタイプの片口。内側は黒い釉薬の上にCopper Redをかけてあるのですが、透明な深い青が神秘的…この組み合わせを発見したのは私ではないけれど。形は若干ゆがんでいるものの、お気に入り。

直径6cm×高さ4cm
Tuff Buff Wood's Celedon/Eucetace White Reduction おちょこ。シブイ色合い。

直径11cm×高さ6.5cm
Black Mountain Oribe/Maria's White Reduction 上からのせたはずの白い釉薬はどこへ?ふしぎな赤茶色のお茶碗。前々から飯碗を作りたいと思ってきたものの、なかなか大きさや形が思うように行かなかった。これは初めて適切な大きさ、適切な形になった第1号。

直径7.5 ̄8cm×高さ7.5 ̄8cm
Tuff Buff Eucetace White/Opal Blue Oxidation 湯のみのリクエストがありましたので作ってみましたが、重ねがけのOpal Blueがほとんど出ずなんとも味気ない作品に。うまく作ろうと思ったものほどつまらない仕上がりになるという典型例。

直径26cm
Black Mountain/White slip clear Oxidation ディナーサイズの皿。縁を薄くしすぎたようで、本焼きで曲がって下に垂れてしまいました。同時にもう1枚似たお皿を作りましたが、そちらは乾燥後に欠けてしまったためサヨナラ。

直径19cm×高さ2.5cm
Tuff Buff Wood's Celedon/Oribe(手前)/Tenmoku(奥) Oxidation ちょっと大きめですが、銘々皿。奥のは薄く作りすぎたようで本焼きでかなり変形してます。手前のものは内側の反り上がりの曲線が角張ってます。水玉をもっと大きくしたほうがよかったかも?

13.5cm×22cm×2cm
Black Mountain Maria's White/Shin's Shino Oxidation Slabを切って組み立てたフレーム。針金で固定した試験管に花を生けるというアイデア。いかがでしょう。

直径6cm×高さ4.5cm
Black Mountain Maria's White Reduction ボトルの作り方を習いました。口をすぼめていくときにどんどん背が低くなっていってしまう。うまくすぼめられず上を切ってはやり直すので、だんだん小さくなっていく。結果、生き残った第1号はこんな小さな壷になりました。

直径7.5cm×高さ7.5cm
Black Mountain/White slip Shino Oxidation ボトル第2号。こんどは少しは大きく、高くなりました。実は口が傾いているけど、ちいさくてかわいい一輪挿しになりました。

本体:直径8cm×高さ10cm
ドーナツ:直径9cm×高さ2.5cm
Black Mountain Eucetace White Reduction ボトルと同様に口をすぼめていって、最後に閉じてしまう風船作り。内側と外側に二つ壁をつくり最後にくっつけて作る中空のドーナツ。単にそれが試してみたかっただけなのですが、結果、こんな花入れができました。花の安定度はいまいちだけが、けっこうおもしろい。

直径7.5 ̄8cm×高さ8.5cm
Black Mountain Shin's Matt Black/Kring Copper Red Reduction 前出の片口鉢と同じ釉薬の組み合わせ。こちらは青というより深緑っぽい色に出ました。一番底のあたりは深い赤になっています。陶器でワインってのも、たまにはありでしょうか。

直径7cm×高さ7.5cm
Black Mountain Kring Copper Red Oxidation ビアカップの試作。内側を無釉薬の焼き締めにしたほうが泡立ちが良いとも聞きますが、この釉薬は貫入が入っているのでまったくのツルツルとは違う、だろうか?ビール呑みの(父)に評価してもらうことにしましょう。

直径6 ̄6.5cm×高さ4 ̄4.5cm
Tuff Buff Red Iron Oxide stain/Shino Oxidation ぐいのみ。RIOで椿を描いて、Shinoをかけました。



直径20cm×高さ8cm
B-mix with grog/slips stains/本焼き絵の具/Clear/Shin's Matt Black/Bird Blue Oxidation 見よ、えみこさんの絵の世界。成形と釉薬掛けは私がしました。釉薬はラテックスでマスクしてまず黒を掛け、マスクをはがしてそこに青を筆でのせて行くという、気合の入った仕事。せっかくの絵を台無しにしないようにとかなり緊張しました。

直径18cm×高さ7.5cm
B-mix with grog/slips stains/本焼き絵の具/Clear/Shin's Matt Black/Bird Blue Oxidation えみこさんとの合作その2。成形に失敗してやりなおしたため、粘土が少なくなりサイズもひとまわり小さくなってしまいました。形も上のもののほうがバランスがよかった感じ。

直径21cm×高さ4cm
Tuff Buff Black stain/本焼き絵の具/Clear Oxidation 底の削りの時にろくろから飛んでいってしまい、縁が欠けた皿。クラスメート達の「捨てちゃだめ〜」という言葉に従い、反対側にも欠けをつくり、装飾を施してみました。はじめはひび割れを描いているつもりだったものが、気づけば枝に。Glazeが厚くかかって梅樺皮みたいになってしまったのはぜんぜん狙ってなかったが、意外といい効果。

径16cm×22.5cm×高さ13.5cm
Black Mountain/White slip 本焼き絵の具/Clear Oxidation ワインクーラーのリクエストがありましたので、挑戦してみたんですが…大きいものを作るのは難しかった。底の方の壁が1cmはあるかという分厚さなのですが、この粘土がどうしても上にあげられなくて高さが出せないのです。フルボトルだと全体の半分くらいしか入りきらない。写真はハーフボトルです。


直径18.5cm×高さ13.5cm
Black Mountain Eucetace White Reduction ワインクーラーに再度挑戦。でもやっぱり下が分厚いのに高さが出せませんでした。こちらのほうが少しは大きくできたつもりだったのに、焼きあがってみたらそれほどでもなかった。写真のとおり、フルボトルだとほとんど氷を入れるスペースが残りません。これもハーフボトル専用…というより、どちらかというと植木鉢カバーにピッタリっぽい。

径7.5cm×10cm×高さ13cm
Black Mountain Eucetace White Reduction 余った粘土で作った花瓶。同時にもう1つ、シンプルなシリンダーの花瓶を作ったので、こっちはおまけのつもりで遊んでみました。オリジナリティを追求すると妙なものができてくる。その上、楽しみにしていた普通の筒のほうは、乾燥後に転んで割れてしまった。大事じゃないほうだけが残るといういつものパターン。

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番外編:(よ)の作品
Photo/DimentionClayDecoration/GlazeFiringComment

直径9cm×高さ7cm
B-mix Cobalt Carbonate stain/Eucetace White Reduction 12月末に、自宅用に中古のろくろを買いました。そこでさっそく(よ)も挑戦。まずはシリンダーから。用途不明だが、まっすぐできてるし、まあ良いのでは。コバルトの刷毛目と釉薬掛けは(み)が適当にさせて頂きました。

直径13.5cm×高さ6.5cm
Black Mountain Eucetace White/Bird Blue Oxidation シリンダーの次はボウルということで、お茶漬け碗。ほんとうは飯碗のつもりだったらしいが、思いのほか大きかったためお茶漬け用に。ちょっと分厚くて重めだけど、均一なのでOK。何回か練習しただけで、これだけできてしまうとは…私はスタジオで何十時間も過ごしてやっとここまできたのに。やだやだ。これも釉薬は(み)が致しました。

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おまけ:過去の作品

径11cm×16.5cm×高さ22cm
(取っ手含む)

先生にデモを見せてもらったので、2002年秋の作品に籐の取っ手をつけてみました。もう少し太めでも良かったかも?

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