陶芸ノート Spring 2004

今回は、Advanced Wheelのクラスを取りました。 ろくろの上級編ということで、今までよりも大きなものを作るテクニックなど、いろいろ新しい技術を学びました。


No. Photo/Dimention Data Comment
1 001
(左)直径6cm×高さ5cm
(右)直径5.5cm×高さ4.5cm

Porcelain(Coleman),
Cobalt Carbonate,
Clear,
Reduction

クラスの最初は、同じ量の粘土でなるべくまっすぐ高いシリンダー(円筒)を作る練習から始まりました。練習ばかりではつまらないので、いきなり課題でない物を作り始めた私。
はじめて磁器粘土をろくろで使ってみましたが、つるつるスムーズで気持ちよかったです。まずは小さなお猪口から作ってみました。
2 002
(左)直径10cm×高さ8cm
(右)直径9cm×高さ9cm

Porcelain(Coleman),
Cobalt Carbonate,
Clear,
Reduction

おなじシリーズで、大きめのカップを作ってみました。口の広がり具合、背の高さなど、微妙なことで印象が変わります。なかなかこの形でいくぞ、というのが定まりません。また、絵が描けないので適当につけた青の模様が、変…。
3 003
(左)直径10.5cm×高さ8cm
(右)直径10cm×高さ8cm

Black Mountain,
White slip(右),
Red Iron Oxide(右),
Eucetace White,
Reduction

この形のカップは最近の私のテーマになっています。左より右のものの方が、ぽってりとした厚みがあります。右のものは白いslipをした上にRIOで絵を描いたのですが、釉で隠れてしまいました。
4 004
直径11cm×高さ6cm
Black Mountain,
White slip,
Eucetace White,
Reduction
今期もお茶碗を一つつくりました。丸いのが好きなので、いつも同じような形になってしまいます。釉の下に白いslipがかかっていて、すこし刷毛目が残っています。
5 005
15.5cm×17cm×高さ7.5cm
Black Mountain,
White slip,
Eucetace White,
Reduction
すり鉢に挑戦。写真ではわかりにくいけれど、成形段階で内側の曲線がスムーズにできず、段差があります。釉薬も、ちょっと鉄の点が出過ぎた感じ。
6 006
直径14cm×高さ23cm

Porcelain(Coleman) ,
Underglaze pancil / Underglaze colors,
Clear,
Oxidation

最初の課題は、まっすぐ作った円筒を二つつなげて、背の高いものを作るというものでした。たしかに、一度で高く作るのにくらべると楽なのですが、積み重ねるときに中心がずれやすく苦労も多かったです。やっとなんとか形になったのがこれ。これも実は中心がずれて曲がっているのです。
表面はwash awayという方法で浮き彫りのような模様をつけました。彫るのとはちがって速く仕上がるので、この手法は使えます。

7 007
直径22cm×高さ9cm
Black Mountain,
White slip(内側),
Maria's White,
Reduction
大きな麺鉢、またはサラダボウル。そこの内側を平らにするのか丸くするのか意見が分かれた作品。外の形に合わせれば平らになるのですが、ボウルと言うからには丸い方が良いのか…。
内側の白と土の黒の対比を出すため、内側だけ白のslipをして、白の釉をかけました。真っ白はつまらないのでreductionにして鉄の点を出しています。まあまあいい感じ。
8 008
直径22cm×高さ14cm
Porcelain(Coleman),
Cobalt Carbonate / 焼貫呉須(青),
Clear,
Reduction
課題2つめは、足付きの器。上のボウルをろくろで引いておき、半乾燥した後裏返してそこにリングをくっつけて今度は足を作ります。逆さまの状態で足の大きさや広がり具合を決めるのが難しかったです。そして、これも絵ですべてを台無しにしたパターン。
足付きの鉢って、何に使うかもイメージがわかないので、形を作るときにも判断に困りました。
9 009
20cm×22.5cm×高さ15cm

Bravo buff ,
Alabaster / Oribe,
Oxidation

ワインクーラーを作ろうとしているのですが、ほんとうになかなか十分な背の高さが確保できず苦戦しています。これは、少し小さめですがなんとかフルボトルでもギリギリ行けるかな、というところ。鉢カバーにするなら全然問題ないでしょう。
10 010
直径12cm×高さ34cm

Bravo Buff ,
Oribe,
Oxidation

3つ目の課題。小さな円筒を作っておき、真ん中で上下半分に切り分けて、slabで作った筒を挟み込んで高さを出すというテクニックです。高さを稼ぐと共に、slabの状態のうちにスタンプなどで存分に模様付けができるのが良いところ。自作のスタンプで市松模様をつけました。このテクニック、デモで見たら簡単そうだったので、「なんだ、こんなことができるならろくろで高く作れなくても良いんじゃないか!」などと思ったのですが、やってみたらなかなか中心が合わなくて大変。高さだけのためなら、練習してろくろで作れるようになる方が楽かも…。

11 011
12cm×3cm×高さ13.5cm

Bravo Buff,
Wood's Celedon / Oribe / Tenmoku,
Oxidation

4つ目の課題は、壁が2重になっているもの。これは2つ壁をあげて、それを最後にお互いに寄せてくっつけることで中が空洞のドーナツを作ったものです。注ぎ口などつけておしょうゆ差しにしようと思ったのですが、大きさは中途半端だし、そのわりに容量は少ないし。それに、注ぎ愚痴の位置が低すぎたため、さらに容量は少なくなってしまいました。足の高さも今イチ。いろいろ気に入らないことが多い作品。

12 012
(左)11cm×3.5cm×高さ11.5cm
(右)10.5cm×3.5cm×10.5cm

Bravo Buff,
Alabaster / Oribe,
Oxidation

上の作品がいろいろ問題を抱えていたため、改善を試みてあと2つ作ってみました。大きさはひとまわり小さくなっておしょうゆ差しらしくなってきました。でも真ん中の穴が大きすぎるため容量はやはり少なめ。注ぐときに蓋はずり落ちるし。見かけは可愛いと思うのですが、改善点は多い。

13 013
直径27.5cm×高さ5.5cm

Porcelain(Grollic),
Clear,
Reduction

磁器の大皿を作ってみました。調子に乗って縁を削って花の形にしたら、ちょっと子供っぽくなってしまった。真ん中あたりで釉が厚すぎてはじいてしまった部分もあり、また底の釉が棚についてしまった部分もあり、要するに失敗作。でも飾りには使えるのでとりあえずキープです。

13.5
0131  
  0131a
直径8cm×高さ9cm

Bravo Buff ,
Maria's White,
Oxidation

バターベル。蓋の内側についているカップに室温に戻したバターを詰め、外側の容器に水を1cmくらいの深さまで入れます。そこにバターの入った蓋をいれると、水で空気が遮断され、バターが室温で保存できると言う代物です。とあるお宅で使っていて便利そうだったので、試してみることに。水は数日に1回交換します。バターは1ヶ月くらいは平気で持ちます。すごい!トーストやサンドイッチに、簡単に塗れてとっても便利です。

14 014
直径16cm×高さ16.5cm

Porcelain(Coleman),
Clear,
Reduction

5つ目の課題は透かし彫りのある作品でした。ラッキー、それは前の学期に死ぬほどやったよ。そのときの練習の成果か、今回はビビることなくきれいに彫れました。ちょっとパターンに工夫が足りない感じですが。

15
015  
015a 015b
直径18cm×高さ17.5cm

Porcelain(Coleman),
Clear,
Reduction

Finalの作品。テーマは「灯り」。またまたラッキー、これまた前の学期に死ぬほど追求しましたよ。そのときの苦労の甲斐あって、どれくらいうすくすれば光が透けるか多少の検討がついたので助かりました。
模様を彫刻刀などで浮き彫りにし、周りだけwash awayのテクニックで極限まで薄くするという方法で作りました。やりすぎて穴があいてしまった部分があるのですが、磁器はそれを修復することができるのです。ただ時間はかかるのでつらかった。修復作業中にゴミを一緒に入れてしまったらしく、点灯すると影が出ます。

※マウスを写真にのせると、点灯時の写真が出ます。

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