陶芸ノート Spring 2005

今期のテーマはDecoration(装飾)です。大きく分けて3つのプロジェクトをこなしました。
 (1) Carving(彫り):中国のアンティークの青磁を模写する課題
 (2) 自分で選んだテクニック:私はwash-awayと呼ばれる、浮き彫り風の装飾を簡単に実現するテクニックを選び、デモをしました
 (3) チャイナペイント:上絵の具を使った装飾です。

※チャイナペイントの焼き直しの写真を、下に追加しました。


No. Photo/Dimention Data Comment
1
001
直径19.5cm×高さ5.5cm
→彫りはこんな感じです。 001as

B-mix ,
Wood's Celadon,
Reduction

アンティークの青磁を模写する課題その1。器そのものの形と、彫りの模様の両方を模写します。
2 002
直径9cm×高さ15cm

B-mix ,
Wood's Celadon,
Reduction

アンティークの模写その2。こちらは壷です。ものは小さいけれど、彫りを入れる面積はけっこうあって大変でした。
3
003
直径18.5cm×高さ5.5cm
→見えにくいのですが、彫りのアップです。 003as

B-mix,
Wood's Celadon,
Reduction

1番の作品の練習用に作った器に、別のデザインの彫りを入れました。絵付けの本に載っていたウサギのモチーフを元にしたデザインです。デザインはとっても気に入ったのに、彫りが浅過ぎたようで、あまりはっきり出ませんでした。すごーく残念。
4 004
直径17.5cm×高さ2cm

B-mix,
Oribe,
Oxidation

Wash-awayのテクニックを使った浮き彫り風のお皿。まずはテクニックの練習と釉薬のテストをしました。Wash-awayを繰り返し、層になった模様を作る練習。Oribe釉は凹凸をきれいに見せてくれるようで気に入りました。
今期はお皿を作るのが個人的な目標だったのですが、経験不足のため、成形からして問題山積。これは薄すぎで危なっかしい感じです。歪んでるし。

5 005
直径17.5cm×高さ2cm
B-mix,
Wood's Celadon,
Reduction
これも、成形に失敗したお皿を使って、Wash-awayのテスト。これもお皿の成釉薬がWood's Celadonだと、凹凸の模様がはっきり出ないことが判明。
Wash-awayの方法: Shellacと呼ばれるニスや、熱で溶かした蜜蝋などを使って模様を描き、水で濡らしたスポンジで全体的に土を拭き落とします。模様部分は水を弾くため土が落ちず、浮き彫りにしたようになります。
6 006
直径17 - 17.5cm×高さ3 - 3.5cm

B-mix,
Underglaze Pencil (Black),
Wood's Celadon,
Reduction

Wash-awayの凹凸と、陶芸用鉛筆を組み合わせた模様を試してみました。凹凸が比較的おとなしいのに対して、鉛筆の線がはっきり出たため、バランスがいまいち。

7 007
直径18.5 - 19cm×高さ2.5cm
B-mix,
Oribe,
Oxidation

お皿を作りたい。それも出来ればセットで作りたい。Wash-awayで凹凸模様をつけた、柄違いの皿です。8枚作って、最終的に5枚か6枚のセットになるのが目標だったのですが、「どちらかというと浅いお皿」4枚と、「どちらかというとちょっと深めのお皿」4枚に分かれてしまいました。こちらは浅い方4枚。
お皿の成形には苦しみました。このうちの何枚かは歪んでいてガタガタしたり、裏を見ると高台が三日月になってしまっています(中心がずれたため太さが一定でない)。B級以下ですが、自宅で使うならOKということにします。

8 008
直径18.5 - 19.5 cm×高さ3cm
B-mix,
Oribe,
Oxidation
どちらかと言うと深い方4枚。
9
009
15cm×15cm
→洋梨模様のアップ。3回焼成した後ですが、まだ影が足りない感じ。なぜか、宙に浮いているように見える。 009as

既成タイル,
Overglaze Paint

チャイナペイント(上絵の具)の実験です。スタジオに用意してくれた水性の絵の具を試してみたのですが、水で使えるので便利な反面、色が出にくかったです。特に赤は2回試したけど全然出ず。3回目は手持ちの、オイルで溶くタイプのチャイナペイントを使って描きました。
ガーベラの絵はあまり気に入らないのでここで放棄。
洋梨の方は、もう一度色を重ねて凹凸感を出したいと思っています。できたら写真を追加します。
焼き直しの写真、下に追加しました。
10
010
21cm×35cm(手前)
22.5cm×38cm
→模様のアップ。
010as

B-mix,
Clear,
Oxidation,
Overglaze Paint

slabで作った大皿2枚セット。
手持ちの、オイルで練るチャイナペイントを使いました。色覚検査を彷彿とさせる水玉模様。上絵の焼成は1回のみなので、色によっては薄いものもあります。でも、この模様は濃さにバリエーションがあっても楽しいので、このままで完成とします。

11 011
直径12cm×高さ3.5cm

B-mix,
Contaminated Cobalt,
Clear,
Oxidation,
Overglaze Paint

小さな器に、コバルトの下絵と上絵の具、金を組み合わせた絵をつけてみました。
いつも、チャイナペイントのクラスでは、金は色の焼成が終わった後に別に乗せるようにと教わっています。今回、焼成の機会が1回しか残っていなかったので、いちかばちかで色と金を同時に描いてみました。すると…右側の特に濃い紫の花を見るとわかるように、色と金が混ざり合ってしまい、汚い色に…。だから同時に描いてはだめだったんですね。
金が欠けている部分もありますので、もう一度足してみる予定です。できたら写真を追加します。
焼き直しの写真、下に追加しました。


追加写真:チャイナペイント焼き直し結果

No. Photo Comment
9 009bs 影を補うため重ね描きし、焼き直しました。キッチンなどのカウンター用の市販タイルですので、何度も焼くとひび割れることがあると聞きました。よって、まだまだ陰影が足りない感じではありますが、もう深追いしないことにします。
うらに緩衝用のシリコンのぽっちを貼付けて、鍋敷きとして利用しています。
11 011a

金が流れた部分を、書き足して焼き直しました。色がくすんで汚い印象だったのが、金がはっきりすることで少し緩和された感じ。このお皿、この写真を撮った翌日に事故で割れてしまいました。
形あるものは壊れるといいますが、気に入らない作品は叩いても壊れないのに、家で使おうと思っていたものは簡単に壊れる。そういうものでしょうか。

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